サービス公開から約10年、登録社数は60,000社を突破。
well-working達成に向けた歩みは、これからが本番。
私たちSmartHRは「well-working」をキャッチフレーズに「労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる」というコーポレートミッションを掲げています。
2015年に公開した人事労務クラウドサービス「SmartHR」の登録社数は順調に増加し、現在60,000社を突破(※1)。同じ目標を見据える社員は約1,300名(※2)を超える規模に成長しました。しかし、日本には330万社を超える(※3)企業があることを考えると、私たちのサービスがもたらす社会への影響はまだまだ限定的です。
日本で働くあらゆる人が、日常的に触れるインフラのようなサービス。私たちは、SmartHRをそんな存在に育てることを目指しています。今後は提供価値を広げながら、より多くの企業・働く人々に私たちのサービスを届け、日本社会の働き方の変化を後押ししていきます。
「誰もがその人らしく働ける社会」の実現という大きなミッションを追いかける私たちにとって、これからが新しいスタートです。
- ※1 2024年11月時点。SmartHR上で事業所登録を完了しているテナント数(但し、退会処理を行なったテナント数を除く)
- ※2 2024年11月時点
- ※3 中小企業白書/小規模企業白書 2024年度(中小企業庁)付属統計資料より
SmartHRの原点
SmartHRが生まれるきっかけになったのは、創業者である宮田昇始の実体験です。
2015年のある日。宮田は妊娠中のパートナーが紙の束をテーブルいっぱいに広げている様子を見かけました。それは、産休・育休の申請書類。これらの書類は本来企業が作成し、役所に届け出る必要があるものです。
社会保障制度は人々に安心をもたらす素晴らしい制度ですが、従来の社会保障制度の申請方法には多くの課題があり、そのしわ寄せが従業員に及んでしまっては本末転倒です。だからこそ、社会保障制度をすべての人にとって平等でフレンドリーな存在にするため、そして人事・労務に関する業務をカンタン・便利にするため、2015年にクラウド人事労務ソフトSmartHRの開発をスタートしました。
その後SmartHRは、労務機能に加え、タレントマネジメント機能のラインナップも豊富に揃えたサービスへと成長し、現在は情報システム領域をはじめとした他領域への参入も始めています。多様な人々が生き生きと力を発揮できる仕組みや風土づくりを支え、企業の持続的な成長に貢献したい。そして、誰もがその人らしく働ける社会の実現を後押ししていきたい。そんな想いで、今もサービスの開発を続けています。
事業の現在地
SmartHRが向き合う社会課題と
サービスの提供価値
SmartHRは、今の日本社会が直面している次のような変化と向き合い、課題の解決に挑戦しています。
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DXの加速
各種レガシーシステムの保守サポート終了やIT人材不足の加速に伴い、新たなデジタル技術への移行が加速していきます。
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労働人口の減少
2030年に、労働人口の減少や労働供給の偏りにより、644万人の人手不足が発生すると推測されています。
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働き方の多様化
リモートワークや副業など、価値観の変化が加速し、働き方に対する考え方も多様化していきます。
サービス紹介
働くを変える一歩を、
人事と労務から
人事・労務の業務効率化を進めながら、従業員の働きやすい環境づくりと、着実な成果につながるタレントマネジメントの推進を支援。従業員が負担なく心地よく使える設計と、業務を通じて蓄積される正確な従業員データで、人事・労務を起点に働くを変えていきます。
該当する機能の一例:
- 入社手続き/雇用契約
- 給与明細
- 文書配付
- 年末調整など
該当する機能の一例:
- 採用管理
- 人事評価
- 配置シミュレーション
- キャリア台帳など
確かな効率化で、
働きやすい環境をつくる
雇用契約や入社手続き、年末調整などの手続きをペーパーレス化することで、あらゆる労務業務のミスを防いでカンタンに。従業員にも負担がなく、心地よく使える設計で、誰もが働きやすい環境づくりを後押しします。また、業務を通じて蓄積された従業員データを人的資本経営やタレントマネジメントにも活用できます。
確かなデータで、
組織はもっと強くなる
人事業務の効率化から活躍人材の特定・育成まで、一貫して支援するタレントマネジメントシステムです。従業員にも負担がなく、心地よく使える設計で、意思決定に必要となる最新で正確な従業員データを手間なく収集。成果を実感できるタレントマネジメントを実現します。
アプリストア
SmartHRをもっと便利に
SmartHR Plusは、SmartHRをさらに便利にするサードパーティー製のアプリケーションを集めたプラットフォーム。豊富なラインナップから自社の状況に見合ったアプリを追加することで、SmartHRの人事データをさまざまなバックオフィス業務に活用できます。
最新で正確な従業員データをコアに、提供価値の拡大を続ける
SmartHRは、まず書類の届け出などの労務業務の効率化を起点に入社時の業務フローを網羅することで「従業員データの入り口」となりました。そして住所変更など働くなかで生じる従業員情報の変更に関わる業務フローへと対象を広げ、従業員データが常にSmartHRに集約される状態をつくりました。そして現在は、「最新で正確な従業員データの閲覧・活用ならSmartHRで」と想起されるサービスに成長しています。
SmartHRのコアな強みは、日々のさまざまな業務を通じて、多種多様な従業員データが蓄積され続けることです。その価値を活かすべく、現在は人事・労務領域に加え、タレントマネジメント領域、そしてバックオフィスのより広い領域へと提供価値を拡大しています。祖業である人事・労務領域では業界シェアトップ、第二の領域として進出したタレントマネジメント領域では、機能リリースから5年で業界シェアTOP3の存在に成長しました。
※ 2024年11月現在
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労務業務における手続き・届け出業務、
各種計算業務をペーパーレス化し、業務効率化に導きます。- 入社手続き/雇用契約
- 給与明細
- 文書配付
- 年末調整
and more…
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従業員情報の収集、分析を効率的に行ない、
自社に必要なタレントマネジメントの実行をサポートします。- 採用管理
- 人事評価
- 配置シミュレーション
- キャリア台帳
- スキル管理
- 学習管理
- 従業員サーベイ
- 分析レポート
- HRアナリティクス
and more…
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従業員ポータル
社内情報や窓口を最適化し、従業員体験を向上します。
- スマホアプリ
- IdP
- お知らせ機能
- ロゴ/テーマ変更
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従業員データベース
従業員にまつわる最新の情報を一元管理し、適切に管理・表示します。
- 組織図
- 名簿
- 申請/承認
- 従業員リスト
- 履歴管理機能
- 予約管理
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便利な機能
- マイナンバー管理
- CSVカスタムダウンロード
- 多言語化対応機能
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外部連携機能
- CSV連携
- API連携
- データ連携
- 外部アダプタ/バッチ連携
- SSO連携
確かな成果創出を実現するために
すべての人の「使いやすさ」への
こだわり
私たちのゴールは、SmartHRを導入いただくことではありません。ユーザーのみなさまがSmartHRを使いこなし、日々の仕事や組織に、実際によい変化を起こせるかどうかが何より大切です。
そのための肝は、さまざまな意思決定に不可欠な従業員データベースのスムーズな構築と活用の実現だと考えています。だからこそ、人事労務担当者や経営層など組織の管理者のみなさまはもちろん、従業員のみなさまも含めた、働くすべての人の「使いやすさ」にこだわったサービス開発を行なっています。
従業員にとっての「使いやすさ」
最新で正確な従業員データを集めるためには、人事の実務担当者や経営層だけではなく、日々さまざまな情報を入力する従業員一人ひとりが心地よく使えなくてはなりません。そのため、操作性の高いインターフェースの構築や、働く方の特性や利用シーンの幅広さを考慮した工夫を行なっています。
担当者・経営者にとっての「使いやすさ」
人事システムに膨大な従業員データが蓄積されていたとしても、データが最新でなかったり、必要なときにスムーズに活用できなかったりすれば意味がありません。SmartHRでは、日々のさまざまな業務を通じて最新で正確な従業員データが一箇所に集約され、適切なデータをいつでも簡単に活用できます。また、各機能間でデータが連携・更新されるため、再入力などの二度手間も発生しません。入社時の情報から最新のサーベイデータまで、従業員から集めたあらゆるデータを、組織課題の分析や人員配置など、組織に関する意思決定にスムーズに活かせます。
ユーザーのみなさまからの
高い支持
サービス公開から約10年が経ち、現在、ユーザーのみなさまから多くの支持をいただいています。現在60,000社を超えて順調に増加している登録社数のみならず、高い継続利用率や顧客満足度が私たちの誇りです。これからも、ユーザーのみなさまの組織運営に欠かせないサービスであり続けられるよう、進化を続けていきます。
事業のこれから
すべてのバックオフィス業務をつなげ、
「働く人の基点」となるサービスへ
今、私たちは提供価値のさらなる拡大を見据えてサービス開発を続けています。これから目指すのは、人事労務領域にとどまらない、バックオフィス業務全体の変革のサポートです。従業員とバックオフィス担当者のあらゆるやりとりがSmartHRを介して行なわれる、「働く人の基点」となるサービスへと成長していきます。
従業員データを起点に新たな領域のサービスを創出
SmartHRの従業員データを活用できるのは、人事業務だけではありません。最新で正確な従業員データというコアな強みを活かし、今後は人事労務領域だけでなく、ワークフローやポータルといった従業員領域、ID管理などの情報システム領域、プラットフォーム領域へと展開を進めていきます。
企業のバックオフィス(管理部門)全体の課題解決へ
多くのバックオフィス業務では前工程・後工程にシステム間のデータ連携が発生し、そのたびに担当者がデータの加工・同期にリソースを割いています。SmartHRはこうした見過ごされがちなコストに着目し、従業員データを起点に企業のバックオフィス(管理部門)の業務をつなげることで、各領域における個別の業務効率化だけでなく、バックオフィス業務全体の効率化を推進します。
共通のプロダクト基盤への投資
プロダクトの機能を拡大させながらさらなる価値を生み出すために、私たちは共通基盤への投資にもこれから一層注力していきます。認証基盤、権限基盤、AI基盤、APIなどへのテクノロジー投資を着実に進め、すべてのバックオフィス業務がなめらかにつながる世界を目指します。
SmartHRが今後目指す姿
従業員データを中心に
すべての業務がつながる
SmartHRが目指す未来と
社会のwell-working
SmartHRのコーポレートミッションの一節にある「誰もがその人らしく働ける社会」。その実現は、どれほど難しいことでしょうか。事業を続けるなかで、私たちの掲げる「well-working」は、そう簡単に達成できない目標だと実感しています。
例えば、私たちのサービスが取り組む大きなテーマである効率化・自動化によって残る仕事は、相対的に複雑で難易度の高いものであると言われています。デジタル化の文脈で語られる「人間にしかできないこと」は、多くの場合、新たなテクノロジーにまつわるトレーニングを受けて取り組むことを前提としており、それが叶わない人は活躍の機会を失う可能性があることも事実です。
だからこそ、効率化を進めるだけでなく、人がテクノロジーを使いこなし、新しい働き方に適応するためのトレーニングの機会が必要だと考えています。私たちがタレントマネジメント領域に進出したのも、これからの社会の変化を後押しするためです。
私たちは今後、企業のバックオフィスにまつわる業務の効率化を推進するとともに従業員のエンゲージメントを向上してポテンシャルを引き出し、組織の出力を最大化するところまでをサポートしていきます。また、ツールとしてのサービスを提供するだけでなく、より幅広い方法で変革を後押しするつもりです。
今から数十年後に振り返ったとき、「あのときSmartHRがあったから、日本の労働環境は変わった」と語られるような模範的なサービスになっていたい。そんな想いを胸に、大きなミッションに向かって、これからますます事業を加速させていきます。